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第23話 ミリーナと昼食を

Author: みみっく
last update Last Updated: 2025-09-08 07:00:06

「わたしより……美味しいのです。はぁ……。もっと頑張らなきゃなのです。」と、焼けた肉を切り取ったモノを掴み、落ち込んでいたミリーナの口元に差し出した。

「……え? あ、はむ……っ。ちゅぱっ♪」と俺の指まで、レロレロと舐めてきた。

 指がミリーナの柔らかな舌で、にゅるにゅると舐められる感触がしてエロい。

「……えっと……これ、間接キスですね……。」と頰を赤くさせて照れた口調で言ってきた。

 いや、間接キスどころかキスをしてただろ? と思ってミリーナを見つめていると仕草が可愛らしい。

「……なんですか? そんなに……見つめられると恥ずかしいのです……」と頰を膨らませて言ってきた。

「嫁さんを見つめているだけだが? 嫌だったか?」と言うと、俺の隣にピッタリと寄り添い座った。

「むふふ……これで、見つめられないのです」と、自信満々に言ってきた。

 確かに……隣に座られては見つめにくくなったな。

「なぁ……もう一度、パンツを見たいな……」と呟いた。

「……は? え? 交渉に向かうのでは? というか……パンツですか……? 嫌なのです……恥ずかしい……ですよぅ」とモジモジさせて断られた。

「だよな。別に良いんだ……ただ言ってみただけだ」

「……そんな事を、気軽に言わないでくださいよ……ビックリするのです」と睨まれてしまった。

 食後の休憩で草原に寝転がった。

「いい天気で、動きたくないな……」

「ですよね……ユウさん、ユウさん、『ユウくん』とお呼びしても? その方が恋人っぽいのです♪」ワクワクとした声で聞いてきた。

「あ、うん。別に構わないぞ?」

「やったぁー♪ ユウくん」

 ミリーナがゴロゴロと転がってくると、ピトッと俺に抱きついてきた。

「腕枕とか……されたいのです……」意外と積極的で、甘えてくるんだな。ムスッとした素っ気ない感じだったんだが。

 自分の腕を頭の後ろで組んで枕にしていたのを、ミリーナに差し出した。

「はぅ……夢が叶ったのです。恋人が出来たら腕枕をしてもらいたかったのですよ……。妄想で終わると思っていたのですが……アハハ。はぁ〜♡ 幸せなのです」と言い、甘い表情で見つめられた。

「……ちゅっ♡ ユウくん、ありがとうございます」と改めて幸せそうな顔のミリーナに言われた。

 モジモジと落ち着かなそうなミリーナが、チラチラと見てニヤニヤしていた。

『その気持は分かるかも……俺だって、こんな可愛い子に想われて幸せそうにされたらニヤニヤしてしまう。』だが、その気持を抑えて平静を装っていた。

 俺も気になり振り向くと目が合ってしまった。

「わっ……えっと……。なんでもないのです……。ゆ、ユウくんは、どうしたのです?」慌ててミリーナが恥ずかしそうに目を逸らした。

「あ、え? 俺も……して欲しいことがあるんだよな……」と目を逸らしていった。

「……うぅ……何でしょうか? エッチなことっぽい気がするのです……」と聞かれた。

「おもいっきり嫌な顔をするんだな? 嫌なら、別に良いや……大したことじゃないしな」

「うわ、ごめんなさい……。また、パンツを……見せてとかだと思いまして……。え、エッチな……ことでも良いのですけど……」と言いながら、ミリーナが俺の胸に顔を隠すように押し付けて言ってきた。

「まあ、気にするなよ」と言い、ミリーナの頭を撫でた。

「はぅ……♡ それ、落ち着いて……ほわぁ〜っとした気持ちになるのです♪ 「ユウくんのお願い」聞きます。聞かせてほしいのですっ。喜んでほしいのです!」と、ミリーナが顔を見上げて見つめてきた。そよ風にピンクのサラサラの髪の毛をなびかせて、キラキラと輝いていた。

「あぁ……ホントに大したことじゃないぞ?」改めて言った。

「はい。どーぞ?」わくわくした顔で見つめられた。

「えっとな……お腹で寝てみたい……」と空を見上げて言った。

「へ? あ……は、はい……どうぞ……? いいですよ……。わたし……奥さんですし……でも、緊張するのです……」と言ってくれた。

 仰向けで寝ているミリーナのお腹に頭を乗せた。ふにゅ……と柔らかな感触で、ワンピースから甘い良い香りがした。

「苦しくないか? 重いだろ?」と心配になり聞いた。

「大丈夫なのですよ? よゆーなのですっ♪ ごゆっくりしてくださいっ♡」とミリーナが答え、頭を優しく撫でてくれた。

 町の中で見かけたら、つい振り返って目で追ってしまうほど可愛い子なんだよな。そんな子のお腹を枕にして、休んでいるとか幸せすぎだろ。

 ごろっと横を向き、無意識のうちに手を自分の顔の前へと移動させた。すると、ぷにっとした柔らかな感触が伝わってきた。

「きゃ、わっ……そこ……だめぇ。やっぱり……ユウくん、エッチなのです……」ミリーナが慌てた声を上げた。

 目を閉じて、ミリーナの柔らかなお腹で完全にリラックスをしていた。ミリーナの声で目を開けると、ミリーナのアソコというか、恥丘のふっくらとした所を触っていた。

「いや、ホントに無意識に触っただけだって……悪い」と謝った。

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